インターンシップは就職活動の構造変動を齎しています。というのも、インターンシップは就活解禁日以前から開催されているため、エントリーする前から企業と学生が接触することが既に一般的になっているからです。大手を中心に広まってきた制度ですが、中小企業こそ追随しなければならないはずです。インターンシップで好印象を与えることが出来れば、大手の選考で落とされた学生に振り向いてもらえる可能性が高まるはずです。

インターンシップは一般に、3年生を対象として行われます。数十名の学生を招いて開催されるのですが、最初にビデオ映像で会社について知ってもらい、その後人事の社員と懇談したり、質疑が交わされたりします。そして最後にビジネスゲームが行われて幕を閉じるのが典型例です。インターンそのものに面白いと思える要素はなく、学生も楽しむために参加するわけではありません。あくまでも点数稼ぎのために顔を出しているのです。本体は企業の人事がその点に気付き、改善しなければならないのですが、学生を惹き付けるものが何であるのかが分かっていないように思われます。今後変容する可能性はあるものの、現時点では生産性のないイベントであり続けています。
学生はインターンシップが事実上の就職活動であることを理解しているため、緊張して参加しています。特に真面目な学生はミスをしないように細心の注意を払っています。大企業が創り出した慣習に参加するために、学生がこのような精神的圧迫を受けるのは決して望ましくありません。大企業に慣習を変える力が無いのであれば、中小企業が変えても良いのではないでしょうか。中小企業が独自のインターンシップを開催すれば、その魅力に惹き付けられた学生に会社の存在を知ってもらえるはずです。

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