求人詐欺という言葉をご存知でしょうか。求人詐欺とは、求人広告の内容を実際の就業実態とかけ離れたものにすることで、給与条件、待遇、雇用形態等、基本的な項目の一切が信用するに値しない案件です。パターンとしては2パターンあり、契約直前に本当の条件を知らせるパターンと、契約後も黙りを決め込むパターンとがあります。前者であれば、応募者が辞退できないタイミングを見計らって実行に移す悪徳業者も存在します。特にハローワークでよく見られるもので、2017年度だけでも8000件を超える相談が寄せられています。最近はネット上で悪評が立つことを恐れているのか、やや減少傾向にあるのですが、依然無くなってはおらず、対策が急がれます。求人サイトにおいても、少数ではありますが類似の事案が発生しており、若者も騙される対象になっています。

求人詐欺の具体的な例としては、「基本給が提示額よりも低い」「残業が無いことを謳っていたのに全くの嘘だった」「そもそも職種が異なる」「正社員とされていたのに、実際はアルバイトの形態だった」といったものが挙げられます。最初に挙げた「低い給与」の手口は巧妙です。本来は残業代、ボーナス、各種手当は別項目として提示しなければなりませんが、これらを基本給に含めて記載するのです。ですから一見高額の給与だと感じられ、閲覧者も釣られてしまいます。手口の込んだ企業であれば、いわゆる固定残業制を布いて、その分を基本給に含めています。残業時間に関わらず支払われるコストだから、基本給に含めても問題ないという言い分が見て取れます。しかしこのような提示の仕方は認められておらず、求人詐欺の一つであることに変わりはありません。

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