中途採用ともなると、経営者はスキルの高い人材を求めます。実績のある、優秀な人材が入社してくるわけですから、場合によっては先輩社員が教えを請うこともあるでしょう。しかし誤解してはいけません。現場の社員は先輩としてのプライドを持っています。個々の性格にもよるでしょうが、新人に偉そうに振舞われれば、快く思わないのは当然です。もちろん口や表情には出さないでしょうが、「この分野では自分に一日の長がある」と考えていても不思議ではないのです。経営者はこうした現場の声を無視するわけにはいきません。

 採用活動においても、PDCAサイクルは念頭に置く必要があります。「計画→実行→チェック→改善」という流れは、商品開発の際によく見られるものですが、労働市場も例外ではないということです。PDCAサイクルを繰り返し実践している会社は、顧客満足度を挙げることに成功し、利潤を確実に増やしています。人事制度に導入しない手はありません。実際、総務やSNS運営の現場においても、PDCAサイクルは当たり前の戦略と位置付けられています。人事部だけが蚊帳の外であってはならないのです。

 人事制度が特別視されてしまうのは、採用活動が一時的な業務だからでしょう。採用活動の質を高めるという発想に至らないのです。では人事制度にPDCAを導入すると、どのような取り組みが始まるのでしょうか。通常、PDCAは顧客に対するアンケートを実施します。これが人事制度で行われると、現場の社員にアンケートをお願いすることになります。慣れていない会社では斬新であると映るかもしれませんが、「新入社員を迎えてどのように思いますか」と尋ねるわけです。

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