ひょっとすると、医師もそして薬剤師も意外と双方の業務内容について理解していないかもしれません。例えば、医師の具体的な業務の詳細・処方の意図・患者とのコミュニケーションや説明内容等が実は十分に伝割っていないという事は少なくないようなのです。相互を理解できていない専門職が関わっていくにあたり4つの階層に分けられる事が報告からわかっています。1つ目に「コプレゼンス」、一緒にいるだけ或いはお互いの存在に気付いていない。2つ目が「アウェアネス」、存在には気づいている。3つ目「コミュニケーション」、情報のやり取りはある。そして最後が「コラボレーション」、協働して作業を行う。この4段階においては、言わずもがな「コラボレーション」を目指していく若しくは達成する事が望ましいでしょう。そして、この4段階間の橋渡しが大変重要ポイントとなってくるのではないかと考えます。まずはお互いの存在に気づく、そして情報の共有・提供などやり取りを繰り返していき、最終的にコラボレーションの段階を目指していきます。このプロセスがとても大切だと思います。元来、医師と薬剤師間の分業化は処方を適正なものにするべくして始まったものです。その後長い年月を経て、この分業化が反って十分な連携が取れない現状を生み出してしまっているというのは、なんとしても解決したいものです。今後、医師・薬剤師双方の専門性を活かした意義のある連携を形を再構築し、処方提案という協働が進展していく事を切に願うばかりです。